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甲南大学人間科学研究所は、2002年(平成14年11月1日)に設立されました。
文部科学省の学術フロンティア推進事業の助成を受けて行われた共同研究事業(平成10年度から平成14年度)の研究体制と成果を引き継いで、より恒常的に研究を進めるために設立された研究機関です。
「人間科学(Human Science)」という広い学問領域を背景にしていますが、現在、私たちが社会のなかで経験している多くの問題に、多角的に取り組むことを目的とするため、中心的なテーマを「現代人の心の危機」に絞りました。
現在、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択された、共同研究事業「心の危機の見極めと実践的ネットワークの創造」(2008~2012年度)を進めています。
プロジェクトは、1.加害-被害関係、2.育てる関係、 3. 芸術学と芸術療法 と、そのいずれにも関わる 4. 心理療法の現在という形で構成されています。
いずれも、現在、臨床実践の緊急課題となり、今後もさらに重要となるであろう問題領域に本研究所独自の視点から取り組むものです。
当研究所の特色は、臨床心理学、医学という臨床実践を担う学問と、人文諸科学の各分野にまたがる専門家を抱えているところ、そしてすでに長期にわたって共同研究を進めてきた経験を持つところにあります。(研究スタッフ、沿革・ネットワーク)。
今回のプロジェクトでは、それぞれが成果を持ちあって発表し討論するにとどまらず、大学の外へ出かけ、アンケート調査・インタビュー調査を実施し、得られたデータに基づいて新たな発見を行うことを目指しています。
その成果を報告書や史料集としてまとめています。
そのため、いずれの研究プロジェクトにも調査研究を一つの柱として組み込み、調査計画の段階から学際的な視野を持って、互いに意見を戦わせながら計画を立ててきました。
研究活動や調査結果の分析においても、複数の専門領域から多角的に検討し、総合的にとらえていきます。研究成果は紀要や叢書のかたちで公表していきます。
研究活動に関心を寄せていただくと共に、公開の催しにはぜひ多数の方に参加いただき、活発なご意見をいただけることを期待しています。
当研究所は、2008~2012年度まで、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択されています。


